伊坂幸太郎「あるキング」読みました。
評価:
伊坂 幸太郎
徳間書店
¥ 1,260
(2009-08-26)

JUGEMテーマ:読書

昨年末に読んだ本。

プロ野球の弱小チーム、仙醍キングスの熱狂的ファンのもとに生まれた山田王求が主人公。
彼の人生をある人の視点から綴った伝記のような小説。

王求は、仙醍キングスで活躍するすごい選手になることが生まれたときから決まっていて、
そこに向かっていくのみ。
ただ決まってるとは言え、それを妨げる人物も現れるし、妨げる出来事も起こる。
でも王求の運命は決まっているから、妨げる者は退けられる。

自分の進むべきところに向かっていくだけだし、それを彼も望んでいるのだから
いいのだろうけど、天才というのも大変なんだなと、読んでいて悲しくなった。
彼の人生で、野球に関すること以外は楽しいこともない。
野球で活躍しても、ほかの人たちとレベルが違いすぎて、決して周りに歓迎されている
わけでない。
自分がいることで、野球がつまらなくなってはいないだろうかって気にしているし。

子どもの頃から天才で、大人になってプロ野球で大活躍して幸せに暮らしました
という話だったら、こんなに気持ちが暗くならないんだけど。

王求の人生は試合中にあっけなく終わる。
王求の人生を見守り続けたのが、彼の前の仙醍キングスの王であったことがわかると
すべて腑に落ちる。
そして、またその瞬間に次のキングが生まれる。
それが繰り返されていくのかな。
そう考えると少し気持ちが軽くなった。



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