朝井リョウ「武道館」読みました。
評価:
朝井 リョウ
文藝春秋
¥ 1,404
(2015-04-24)

JUGEMテーマ:読書
武道館でのコンサートを目指す女性アイドルグループの物語。
面白くは読んだし、読みやすかった。

(以下ネタバレしてます)
でも普通だな。
「タイプライターズ」でこの本を読んで怒りの感情が湧く人もいるだろう
みたいなことを著者自身が言ってたけど、怒りは湧かないな。
湧く人もいるだろうってことだから、中にはそういう人もいるってことか。

アイドルをしていて、楽しいことばかりではないだろうし、
恋愛もするだろうし(片思いはOKと某女性アイドルグループのメンバーがテレビで
言ってるのを見たことはある)。
アイドルがアイドルを演じてる部分もあると思う。

主人公は素の自分とアイドルとしての自分に悩んでいるけれど、
結局アイドルとして生きることよりも、幼馴染で高校の同級生との恋愛を
選ぶのは驚かされるような話でもないし(昔からマンガなどでもこの手の
話はありそうな)、この本を読んで、こんなこと書かないでと思うような
アイドルファンもアイドル自身もいないのではないかな。
幼馴染と一緒にいるところが写真誌に掲載されて(別にきわどい写真でも
何でもない)、そこでアイドルとしての自分にピリオドを打つことに
なったのだろう。
写真誌掲載後のことは主人公から語られず、そこから時を経て、
グループの武道館公演に1期生メンバーとして、ステージに立っているところで
終わるけど、そこは第三者の目から見た光景。
スキャンダルが明るみに出てからの葛藤とかもあるに違いないだろうけど、
そこは書かれてないし。

シゲが「タイプライターズ」で「営業妨害」と言ってたけど、営業妨害には
ならないよね。
想像の範囲内のことしか書かれてないし。
アイドルについての
「営業妨害」はほめ言葉かな。

シゲの「閃光スクランブル」も女性アイドルグループの一員が主人公だったけど、
現役アイドルがアイドルを描く危うさも相まって、ヒリヒリ感はシゲのほうが
勝ってるなと思った。
文章とか物語としてのまとまりは、「武道館」のほうが上だけど。
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